そろそろ洗ってあげないとと思いながら時間だけがたっていく
革靴やブーツの丸洗いって、やるべきなのかという問題もあるし、やるにしても少し腰が重くなってしまうお手入れですよね。
靴の種類によっても、やり方が変わってくるとしたら、何から手を付けていいのやら…
革の靴全般をどうやって洗っていくのか徹底的に解説し、よしやろう!という気持ちになるようにその方法をご紹介していきます。
合皮の革靴の洗い方
合成皮革【合皮】の革靴は、最近とても安価で丈夫で本革の風合いに近く製造されていますね。
不織布といって、とても丈夫な布に合成樹脂を塗って、革の風合いに近づけてできています。
革靴は、本革と合皮問わず靴の中が汗で汚れていたり、埃がたくさんついてしまうとそれらが原因で傷がつきやすく、汗の酸化で革が早く傷んでしまいます。
一方で、 布に樹脂でコーティングした合皮の場合は、革の栄養を補給しながら内部の洗浄を行うことが出来ません。
接着剤の劣化につながりますので、ぬるま湯ではなく水で行い、乾燥の仕方に気を付けて、より易しく洗ってあげましょう。
合成皮革【合皮】の洗い方は、2種類
水を使うものと使わないもので使い分けます。
表面のアッパーだけをキレイにする際は、簡単なお手入れで済みます。
≫合皮の革靴|お手軽簡単お手入れグッズおすすめ5選!
水洗い
素材は、布と合成樹脂なので、中性洗剤でOK。そのまま水で丸洗いしましょう。
- 歯ブラシ
- 割りばしとウェットティッシュ(布とアルコールでも可)
- スポンジ
- シューキーパーまたは、新聞紙
洗面器やバケツなどに水を張り薄めに洗剤を混ぜます。
洗いたい靴を入れ、つま先の奥から順番に歯ブラシなど中に入りやすいブラシで埃を取り、中で染みついた汗を掻き出し洗っていきます。
樹脂がボロボロにならないように、日陰で陰干しをしてカビが生えないよう風通しのいい場所に保管して行いましょう。
拭き洗い
拭き洗い?と思われるかもしれませんが、水で長時間つけることは、合皮にとって非常に高いリスクとなりますので、拭き洗いも検討してください。
革靴と違って丸洗いは避けたほうがいい場合もあります。水にどっぷりつけずにブラシや布に水を付けて内部を湿らせる程度にして、手順に沿って行います。
靴ひもを外して、ブラッシングで靴の埃や土を払います。
洗剤でアッパー部分の汚れを柔らかいスポンジで拭うように優しく洗います。
内部は、歯ブラシなどの中に入りやすいブラシを使って洗剤で汚れやにおいが気になるところをこすっていきます。この時、ウェットティッシュなどのアルコール除菌用のティッシュを割りばしなどに巻いて中をきれいにしてもいいでしょう。
シューキーパーや新聞紙を詰めて乾燥させます。新聞紙を詰める場合は、こまめに取り換えるように心がけてくださいね。
水洗いに比べて、とても簡単ですし、何より乾燥時間がとても短くてむ為、おすすめの洗い方になります。
ウェットティッシュを巻いた棒で、中はこすりますのでさっと水で洗うこととほとんど変わらない効果で、においの対策にもなります。
さらに鏡面磨きなどを最後に施すと、本革さながらの高級感も出ますので、水につけて洗ったり、乾燥したりとたくさんの時間を使うのであれば、磨きの時間にも回せますね!
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まとめ:合皮の革靴の状態によって2つの方法を使い分ける
靴の状態によっては、靴そのものが水洗いすることでよりボロボロになってしまうこともあります。古い合皮の革靴は、痛みが心配だと思いますので、その際は、水洗いは避けて、水を使わないクリーニング方法で行います。
また、合皮の場合は、専門業者でも受け付けてくれないことが多い為、足に馴染んだ革靴を長く履きたい際は、本革の革靴を検討しましょう。
リーガルでは、たくさんのデザインの革靴を取り扱っています。これまで長い間たくさんの紳士の足元を支えてきた、代表ブランド。お気に入りの革靴がきっと見つかります。