クリーナーは、一つで全部を落とすより、汚れの種類と革靴の状態から選ぶ方が使いやすい。
現在使っているのは、ライオン靴クリーナー、ライオン強力靴クリーナー、BootBlack ツーフェイスプラスローションの3製品です。
普段の汚れや古いクリームには、ライオン靴クリーナー。厚く重なったワックスには、ライオン強力靴クリーナー。土埃が多く付いた日には、BootBlack ツーフェイスプラスローション。
どれか一つに絞るのではなく、落としたいものと革靴の状態から選びます。ただし、どのクリーナーも落とし切ることを目的にはしていません。表面の変化や布越しの感触を確かめながら、必要なところで止めます。
3製品の違いと使い分け

| 比べるところ | ライオン靴クリーナー | ライオン強力靴クリーナー | BootBlack ツーフェイスプラスローション |
|---|---|---|---|
| 使う場面 | 普段の汚れや古いクリーム | 厚く重なったワックス | 土埃や外で付いた汚れが多い日 |
| 使う前の判断 | ブラッシングだけでは整わない | 鏡面部分を落として磨き直したい | ブラッシング後も汚れが残っている |
| 使い心地 | 穏やかに汚れを落とす感覚 | ワックスを動かす感触が分かりやすい | 広い範囲の汚れを整えやすい |
| 香りの印象 | 控えめで、わずかにプールを思わせる | ライオンシリーズで最も好みに合う | 使用中に強く残る印象はない |
| 容器 | 二層式の四角い瓶 | マットブラックの缶 | 二層式ボトル |
| 現在の役割 | 日常的な汚れ落とし | ワックスを落とすためのクリーナー | 土埃などが多い日のクリーナー |
3製品は、強さだけで並べるものではありません。普段の汚れ、厚く重なったワックス、土埃を含んだ汚れ。それぞれに役割があるため、現在も3製品を使い分けています。
普段の汚れには、ライオン靴クリーナー

ライオン靴クリーナーは、普段の汚れや古いクリームを落とすときに使っています。
二層式のため、使用前に容器を軽く振って混ぜます。靴へ直接かけず、柔らかいクロスへ少量取ってから拭きます。
強く落とすというより、表面を確かめながら穏やかに整えていく感覚です。拭いているときのぬるぬるした感触が弱くなり、表面の汚れが取れてきたところで手を止めます。
香りは控えめです。プールを思わせるような印象はわずかにありますが、使用中に強く残るほどではありません。
四角い瓶は安定感があり、クロスへ取るときにも扱いやすい。中身だけでなく、手元に置く道具としての佇まいも気に入っています。
布が汚れたら、きれいな面へ替えます。同じ場所を強くこすり続けず、少量ずつ確認しながら進めるのが基本です。詳しい使用方法は、ライオン靴クリーナーの商品情報で確認できます。

厚く重なったワックスには、ライオン強力靴クリーナー

鏡面仕上げを落として磨き直したいときには、ライオン強力靴クリーナーを使います。
通常の汚れ落としではなく、厚く重なったワックスを動かしたい場面で選ぶ製品です。少量でもワックスが動いていく感触が分かりやすく、どこまで落とすかを確認しながら作業できます。
香りは、ライオンシリーズの中で最も好みに合います。ライオンのワックスにも通じる、ほのかな桜を思わせる香りです。
マットブラックの缶も印象的です。製品案内では、柔らかい布へ少量取って使う方法が基本です。一度に広い範囲へ伸ばさず、小さな範囲ごとにワックスの動きを見ながら進めます。詳しくは、ライオン強力靴クリーナーの使用方法で確認できます。
鏡面を落として磨き直す工程は、ワックスの落とし方でも紹介しています。
ワックスは落とし過ぎず、状態を見て止める
ワックスを落とすときも、完全に取り切ることを目標にはしていません。以前は「7〜8割程度で止める」と表現していましたが、除去率を測定した数字ではありません。厚く重なったワックスが取れ、表面の状態を確認できたところでいったん手を止めます。
ただし、実際に落とした量を測っているわけではありません。「すべて落とそう」と追い込まないための感覚的な基準です。
布越しに感じていたぬるぬる感が弱くなり、表面の厚い膜が動いたところで、いったん手を止めます。
大切なのは、除去率の数字を目標にすることではありません。革の表情と手に伝わる感触を見ながら、落とし過ぎる前に止めることです。
クリーナーを使ったあとは乾拭きし、表面の状態を確認してから次の工程へ進みます。
土埃が多く付いた日には、BootBlackツーフェイス

外を歩き、革靴へ土埃が多く付いた日には、BootBlack ツーフェイスプラスローションを使います。
ただし、最初からローションで拭くわけではありません。まずは馬毛ブラシで、乾いた土や砂をできるだけ払い落とします。
粒状の汚れが残った状態でクロスを動かすと、革の表面をこする原因になります。先にブラッシングし、動かせる汚れを落としておくことが重要です。
ブラッシング後も汚れが残り、通常の乾拭きだけでは整わない場合にツーフェイスを使います。使用前に容器を振って二層を混ぜ、柔らかいクロスへ少量取ります。
ツーフェイスは、ライオン靴クリーナーの代わりではありません。土埃を含んだ汚れが多い日という、革靴が置かれた環境から選ぶクリーナーです。
クリーナーは、毎回使うものではない
靴を磨くたびに、クリーナーを使う必要はありません。表面の埃をブラシで払い、乾拭きだけで整うなら、それで終えてもよい状態です。
クリーナーを使うのは、ブラッシングや乾拭きだけでは落ちない汚れがあるとき、古いクリームが重なっているとき、ワックスを落として磨き直したいときです。
使用頻度ではなく、革靴の状態を見て判断する。製品の強さよりも、「今日は何を落とす必要があるのか」を見極めることが大切です。
使うタイミングに迷う場合は、靴クリーナーが必要な場面と選び方も参考にしてください。
3製品を使うときの注意点
クリーナーは、目立たない場所で試してから使います。皮革の種類や仕上げによっては、色落ちやシミが生じる場合があります。
- 靴へ直接かけない
- クロスへ取る量を増やし過ぎない
- 同じ場所を強くこすり続けない
- 汚れたクロスの面を使い続けない
- 落ち方を見ながら途中で止める
- スエードやヌバックなどの起毛革には使わない
- 特殊な革や仕上げには、製品の注意事項を確認する
必要のない汚れ落としを増やさず、落とす理由があるときだけ使う。その判断も手入れの一部です。
価格と購入先
| 商品 | 容量 | 種類 | 購入先 |
|---|---|---|---|
| ライオン靴クリーナー | 150mL | 乳化性 | 公式ショップ |
| ライオン強力靴クリーナー | 100mL | 油性 | 公式ショップ |
| BootBlack ツーフェイスプラスローション | 購入先で確認 | 二層式ローション | Amazon・楽天市場など |
ライオン2製品の価格・容量・種類は、靴クリーナーの商品ページと強力靴クリーナーの商品ページで確認できます。
価格や配送条件は変更されるため、購入時に各商品ページの最新情報を確認してください。
空き瓶も、鏡面磨きの道具として使う

ライオン靴クリーナーの四角い瓶は、使い終わったあとも手元に残しています。
サフィールのウォーターディスペンサーの蓋を組み合わせ、中へ鏡面磨き用の水を入れた「ライオンディスペンサー」として使っています。
これは手持ちの空き瓶と蓋を組み合わせたものです。メーカー公認の使用方法ではなく、すべての瓶や蓋に適合するという意味でもありません。元になった道具は、サフィールのウォーターディスペンサーレビューで紹介しています。
必要なものだけを、必要な分だけ落とす
普段の汚れや古いクリームには、ライオン靴クリーナー。厚く重なったワックスには、ライオン強力靴クリーナー。土埃が多く付いた日には、BootBlack ツーフェイスプラスローション。
どれが最も強いかではなく、何を落とすのかで選びます。そして、落とし切ることを目的にしない。
表面を見て、布越しの感触を確かめ、必要なところで止める。ワックスも厚い層が落ちた段階でいったん状態を確認します。
クリーナーの役割は、革を何もない状態へ戻すことではありません。次の手入れへ進める状態まで、必要なものだけを落とすことです。
汚れを落としたあとの普段の艶出しには、ライオン靴クリームを使っています。
