コルドヌリ・アングレーズのシューツリーには、靴の形や構造に合わせた複数のモデルがあります。
定番型、甲高・幅広向け、ねじ式、ロングノーズ向け、ブーツ向け。
見た目は似ていますが、つま先の長さや甲の高さ、テンションの掛かり方が異なります。
この記事では5モデルの違いと、選ぶときに確認したいポイントを整理します。
シューツリー全体の役割や入れ方から確認したい方は、シューツリーの選び方・使い方とレビューまとめを先にご覧ください。
5種類の違いを先に比較

| モデル | 構造・形状 | 候補になる靴 |
|---|---|---|
| FA85S | ツインチューブ式・スプリットトゥ | 細身から標準的なヨーロッパ靴 |
| EM260S | 甲とつま先にボリュームがある | 甲高・幅広の靴 |
| EMFA85CH | ねじ式・スプリットトゥ | ローファーや柔らかい革の靴 |
| EM500E | 細身でつま先が長い | ロングノーズの靴 |
| EM596E | ブーツ用の細長い形状 | ブーツ |
この表は、あくまで形状から見た目安です。
「ヨーロッパ靴だからFA85S」「幅広だからEM260S」と決め切らず、靴の木型とサイズに合うかを確認します。
素材と構造の特徴

木部にはブナ材が使われ、表面は滑らかなワックス仕上げです。
レッドシダー製のような強い木の香りを目的に選ぶものではなく、形状・作り・出し入れのしやすさを重視して選ぶシューツリーです。
バネ式のモデルは、かかとを入れると前後へテンションが掛かります。

スプリットトゥは、つま先側が左右へ広がり、靴の幅へ追従する構造です。

ねじ式は、前後の長さを調整して固定する構造です。伸ばしすぎると強いテンションが掛かるため、靴の張り方を確認しながら調整します。
柔らかい靴や履き口を広げたくない靴では、テンションを調整しやすい点が候補になります。

靴の形に合わせて選ぶ5モデル
FA85S|標準的な形の定番モデル

FA85Sは、ツインチューブ式とスプリットトゥを組み合わせたモデルです。

つま先は比較的すっきりしており、細身から標準的なヨーロッパ靴を中心に合わせやすい形です。
ただし、甲が高い靴やつま先に厚みのある靴では、木部が十分に届かない場合があります。
反対に細い靴へ大きなサイズを無理に入れると、幅や履き口へ余計なテンションが掛かります。
EM260S|甲高・幅広の靴向け
EM260Sは、同ブランドの中でも甲とつま先側にボリュームがあるモデルです。
甲高・幅広の靴や、丸みのあるカジュアル寄りの革靴で候補になります。
幅広の靴だからといって、必ず合うわけではありません。
かかとの大きさや甲の位置がずれていないかも確認します。
EMFA85CH|テンションを調整しやすいねじ式

EMFA85CHは、FA85系の形をねじ式にしたモデルです。

ローファーやモカシン、柔らかい革の靴など、出し入れするときに強いバネを掛けたくない場合に向いています。

かかと側の真鍮リングは、取り出すときに指を掛けやすく、見た目のアクセントにもなっています。

ねじ式でも、木部が甲の履きジワに届いているかを確認します。靴の先端まで埋めることを目標に、無理に長さを伸ばす必要はありません。
強く押し広げるのではなく、甲の履きジワが自然に戻る程度を目安にします。
EM500E|ロングノーズの靴向け
EM500Eは、細身でつま先が長いモデルです。
イタリア靴などに見られるロングノーズの形状で、一般的なシューツリーでは形が合いにくい場合の候補になります。
つま先が長いだけでなく、靴の甲やかかとの形も合わせる必要があります。
先端へ届かせるためにサイズを上げる選び方は避けます。
EM596E|ブーツ向け
EM596Eは、履き口の高いブーツへ出し入れしやすい細長い形状です。
短靴用を無理に押し込まず、ブーツの構造に合わせたモデルを選びたい場合の候補になります。
※取り扱いサイズと在庫は、販売店の商品ページでご確認ください。
サイズ選びで確認したい4点
- 長さ:前足部が収まり、甲の履きジワを無理なく支えられるか
- 幅:羽根や履き口を外側へ押し広げていないか
- かかと:ヒールカップの形と大きさが合っているか
- 出し入れ:強い力を掛けなくても着脱できるか
サイズ番号や対応センチ表記は入口にすぎません。
同じ26.5cmの靴でも木型は異なるため、過剰なテンションを掛けないことを優先します。
まとめ|ブランド名より、靴の形に合うモデルを選ぶ
コルドヌリ・アングレーズのシューツリーは、用途の異なるモデルを選べることが特徴です。
- 標準的な形ならFA85S
- 甲高・幅広ならEM260S
- 柔らかい靴やローファーなら、ねじ式のEMFA85CH
- ロングノーズならEM500E
- ブーツならEM596E
ただし、上の分類だけでフィットが決まるわけではありません。靴の木型を観察し、シワを伸ばすために必要な範囲で、無理なく入るものを選びます。
価格や木の香りも含めて比べたい方は、シューツリー5商品の比較と選び方を参考にしてください。
甲・幅・かかとへの収まり方を写真で確認したい方は、国内ブランド3足で比べたサルトレカミエのシューツリーレビューも参考になります。
同じブランドのケア用品は、コルドヌリ・アングレーズ グルームボックスのレビューで紹介しています。
