サルトレカミエのシューツリー4種類の形を確認し、SR100EX・SR300EXと純正シューツリーを中心に、手持ちの国内ブランド3足で収まり方を比べました。
検証した靴は、リーガル01DR、スコッチグレイン インペリアルⅢ、三陽山長 源六郎です。甲の高さ・幅・かかとの3点を確認したところ、私の3足にはSR300EXが合わせやすい結果になりました。
ただし、同じブランドやサイズでも木型、履き込み方、革の状態でフィットは変わります。この記事の結果を答えにするのではなく、シューツリーを選ぶときの見方として参考にしてください。
シューツリーの役割や入れ方から確認したい方は、シューツリーの選び方・使い方とレビューまとめを先にご覧ください。
今回比較したサルトレカミエ4種類

| モデル | 構造 | 形状の目安 |
|---|---|---|
| SR100EX | ツインチューブ・スプリットトゥ | 甲がなだらか、幅は標準〜やや広め |
| SR200EX | ツインチューブ・スプリットトゥ | 幅はやや細め〜標準、甲は高く立体的 |
| SR300EX | ねじ式・スプリットトゥ | テンションを調整しやすい |
| SR400EX | ツインチューブ・スプリットトゥ | 幅が広めで甲の立ち上がりが高い |
SR100EX|標準からやや幅広

SR100EXは、前後へテンションが掛かるツインチューブ式です。

甲の立ち上がりはなだらかで、幅は標準からやや広め。
今回の比較では、SR300EXと並べて国内ブランド3足への合い方を確認しました。
SR200EX|細めの幅と立体的な甲

SR200EXは幅がやや細めから標準で、甲を高く立体的に設計した形状です。

幅だけでなく、甲の高さも合わせて選びたい方の候補です。細身の靴でも、甲に強く当たらないか確認します。
SR300EX|ねじ式で調整しやすい

SR300EXは、今回の4種類で唯一のねじ式です。
靴へ入れてから長さを調整でき、バネで強く押し続けないため、かかとや履き口へ掛かる力を確認しながら使えます。

今回の3足では、最も合わせやすかったモデルです。

ただし、ねじを伸ばしすぎれば強いテンションが掛かる点は同じです。
SR400EX|甲高・幅広

SR400EXは幅が広めで、甲の立ち上がりも高い形状です。

丸みのあるUチップやローファーなど、つま先側にボリュームがある靴で候補になります。

シューツリーのフィットを確認した3点

- 甲の高さ:一点だけ強く当たらず、履きジワへ面で届いているか
- 幅:羽根や履き口を外側へ押し広げていないか
- かかと:ヒールカップへ自然に収まり、強く突っ張っていないか
注意したいのは、革が強く張っている状態を「よくフィットしている」と判断してしまうことです。履きジワが自然に伸びる程度で十分です。
リーガル01DR 26.5EEで比較

リーガル01DRは26.5EE。SR100EXとSR300EXは、ともに42(26.5〜27.0cm目安)を入れました。
| 確認箇所 | SR100EX | SR300EX |
|---|---|---|
| 甲の高さ | ◎ | ○ |
| 幅 | ○ | ○ |
| かかと | ○ | ◎ |
| 総合 | ○ | ○ |

甲と幅は大きな差ではありませんでしたが、SR300EXの方がかかとへ収まりやすく、全体としてしっくりきました。


SR100EXは、かかと側のテンションが少し強く感じました。
モデルそのものが合わないというより、ひとつ下の41も試して比較したい状態です。
スコッチグレイン インペリアルⅢ 26.5EEEで比較

スコッチグレイン インペリアルⅢは26.5EEE。SR300EXとスコッチグレイン純正を比較しました。
| 確認箇所 | SR300EX | スコッチグレイン純正 |
|---|---|---|
| 甲の高さ | ○ | △ |
| 幅 | ○ | △ |
| かかと | △ | ○ |
| 総合 | ○ | △ |
SR300EXは甲へ届きやすく、幅も合いました。純正はかかとの収まりがよい一方、幅が細いため靴の奥まで入り、甲への当たりが弱く感じます。
どちらもすべての箇所が完璧という結果ではありません。今回のフィット比較では、履きジワへの届き方を重視するとSR300EXが合っていました。
三陽山長 源六郎 26.5・ラスト2010で比較

三陽山長 源六郎は26.5cm、ラスト2010。SR300EXと三陽山長の純正シューツリーを比較しました。
| 確認箇所 | SR300EX | 三陽山長純正 |
|---|---|---|
| 甲の高さ | ○ | × |
| 幅 | ○ | △ |
| かかと | ○ | ○ |
| 総合 | ○ | △ |
この靴はすでに履き込んでおり、純正シューツリーでは甲への高さが足りなくなっていました。SR300EXは甲・幅・かかとへ無理なく届き、3足の中で最も分かりやすく相性の差が出ました。
純正だから合わないという話ではなく、履き込むことで靴の形が変わり、購入時とはフィットが変化した例です。
比較して分かったこと

- 私の3足には、ねじ式のSR300EXが合わせやすかった
- SR100EXはリーガル01DRの甲に合ったが、サイズ42ではかかとのテンションが気になった
- スコッチグレイン純正はかかと、SR300EXは甲と幅のフィットがよかった
- 履き込んだ靴では、純正シューツリーでも甲へ届かなくなる場合がある
シューツリーは、ブランド名や対応サイズだけでは決められません。甲・幅・かかとを触って確認し、革が強く突っ張らないものを選ぶことが大切です。
まとめ|純正か汎用品かではなく、今の靴に合うか
今回の比較では、リーガル01DR、スコッチグレイン インペリアルⅢ、三陽山長 源六郎の3足ともSR300EXが使いやすい結果でした。
ただし、スコッチグレインでは純正の方がかかとに合い、リーガルではSR100EXのサイズ違いも試す余地があります。純正・汎用品のどちらが上かではなく、今の靴の形へ合っているかで判断します。
購入前に試せる場合は、実際の靴を持ち込み、甲・幅・かかとへのテンションを確認するのが確実です。
価格や木の香りも含めて選びたい方は、シューツリー5商品の比較と選び方で違いを整理しています。形状の選択肢を広げたい方には、コルドヌリ・アングレーズ5種類の形状と選び方も参考になります。
