2024年おすすめシューケアグッズ

レビュー|サルトレカミエシューツリー【国内ブランドの革靴に合わせて】

サルトレカミエのシューツリーはサイズ展開が豊富な8サイズ
形状の違う4種類を手持ちの国内ブランドの革靴に合わせ、購入すべきシューツリーを徹底解説いたします。

プロの方に選んでもらうことをおすすめしますが、相談に出向くことが出来ない、自分で調べる楽しさも大事にしたいという方には、参考にしてみてください。

今回はリーガル・スコッチグレイン・三陽山長の代表的な3足で検証いたします。

目次

今回利用したサルトレカミエ4種の特長

サルトレカミエ

靴の形状に適した立体美を追求し、
さらに機能性の高いシュートリーをご紹介し、その素晴らしさを体感して頂きたい。
そんな思いを実現したシュートリー・シューキーパーブランドが Sarto Recamier(サルトレカミエ)です。
Sartoはイタリア語で「仕立て屋・仕立て人」、
Recamierは歴史上最も美しいと云われた人物名に由来する「歴史上最も美しい靴木型を作る仕立て屋」、
という意味を込めて名付けられました。

https://m-mowbray.com/brand/sartorecamier/
サルトレカミエEXシリーズの特長
  1. 豊富なサイズ展開
  2. 強固で狂いの少ないブナ材で製造
  3. 吸湿性を損なわないコーティング

まずは、検証に使った4種類のシューツリーを見てみましょう。

BHシリーズは、樺の木「バーチ」材を使って同じ4型を作っていて、リーズナブルな価格設定となっています。

SR100EX

  • ツインチューブ
  • スプリットタイプ

甲部がなだらかで、幅は標準~やや広め

SR200EX

  • ツインチューブ
  • スプリットタイプ

幅が細めで甲の低い形状。

細身なので、イタリア靴やロングノーズの革靴と相性が良いです。

SR300EX

  • ねじ式
  • スプリットタイプ

ねじ式のジャストサイズで利用できるモデル

ご自分で調節できる万能型で、靴に余計なテンションをかけずにかかとのシェイプを整えるモデル。

アンライニングの靴や、ローファーなどとも相性が良いです。

SR400EX

  • ツインチューブ
  • スプリットタイプ


幅がやや広めで、甲の高さは立ち上がりから高い形状

・横幅の広い靴
・モカ縫いのUチップやローファーなどトウにボリュームのあるシューズと相性が良いです。

国内ブランドそれぞれに合わせて?

それぞれの特徴からSR100EXかSR300EXかの選択になりそうですが、実際に国内ブランドの革靴を使って検証。
選び方と合わせて確認していきましょう!

シューツリーフィッティングの3つのポイント
  1. 甲の高さ
  2. 足幅
  3. かかと

気を付けたいのが、フィットしていると思いきや大きくて突っ張っているのをフィットしていると思い込んでしまう事。 それぞれの個所にかかっているテンションも確認しながらご紹介していきます。

大きく革の張る状態をフィットしていると勘違いしないように。

リーガル01DR

リーガル01DR 26.5EE

靴のサイズは、26.5にツリーはそれぞれ42(26.5~27.0目安)を入れています。

甲の高さ

図ではわかりやすくしているが、さわってみると若干あたりが集中しているかなといった程度です。
面でテンションがかかる方が安心です。

足幅

足幅は、ウェスト部分はSR100のほうが細くなります。
甲周りは、ほとんど変わらない感覚でした。

かかと

かかとは滑り込みも良く、どちらも上手くフィットしました。
100のほうは、テンションがかかりすぎているのが気になりましたが、サイズを落とせば問題ないでしょう。

リーガル
01DR
サルトレカミエ
SR100
サルトレカミエ
SR300
甲の高さ
足幅
かかと
フィッテング
総合評価

リーガルのこのモデルでは、サルトレカミエのSR300がしっくりフィット
かかとのテンション以外の総合評価は、好み次第の程度の違い

SR100のワンサイズ下の41も試してみたいところ。

スコッチグレインインペリアルⅢ

スコッチグレイン インペリアルⅢ 26.5EEE 

スコッチグレインと三陽山長は、純正のツリーもあるので、そちらと比べてみます。
甲のフィット感は、サルトレカミエのSR300のほうが、フィット。
かかとは、純正がよりフィットしています。

足幅は、純正のほうが狭いので奥まで入ります。

スクロールできます
スコッチグレイン
インペリアルⅢ
サルトレカミエ
SR300
スコッチグレイン
純正
甲の高さ
足幅
かかと
フィッテング
総合評価


三陽山長 源六郎

三陽山長 源六郎 26.5 ラスト2010

純正ツリーは、すでに履き込まれた革靴には合わなくなっていました。
甲の高さも足りず、純正の恩恵は、ロゴのカッコよさだけでしたので、サルトレカミエの圧勝です。甲の高さ、足幅、かかとともにちょうどよく入ります。

スクロールできます
三陽山長
源六郎ラスト2010
サルトレカミエ
SR300
三陽山長
純正
甲の高さ×
足幅
かかと
フィッテング
総合評価

まとめ:サイズ展開の豊富なサルトレカミエのツリーは、純正にもまさる汎用性

私の所有する国内ブランドの革靴には、全体的にSR300が合いました。ねじ式ではなく、ダブルチューブ式を好んで使いたい方は、SR100でもほとんど問題ないと思います。

足長サイズは検討が必要ですが、かかとのテンションを気にされる方は、サイズを小さいほうを目安に選ぶといいでしょう。

これだけのサイズと形状の異なるモデルがある事で、ツリー選びも楽しくなります。
また、選び方やサイズに心配がある方は、シューツリーフィッテングサービスも利用を検討しましょう!モゥブレイでは、シューケアマイスターの方が、お持ちの革靴にピッタリのツリーを見立ててくれます。

>シューケアマイスターの在籍店舗一覧はこちら

選んだあとは、実際にお持ち込みの靴にツリーを入れて確かめる。
本来は、靴と同じようにツリーもフィッテングして購入したいですね。

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