手植えの山羊毛ブラシを探していたとき、価格が手頃に感じられ、試してみたくなったのが朝田ブラシ製作所の「清(セイ)」です。
使い始めて約半年。少し長めの毛がソフトで、抜けにくいと感じるところは気に入っています。一方、角張った柄は、角の丸いものと比べると私の手では滑りやすく、惜しいところです。
買ってよかった。ただ、最後の仕上げではブートブラックを選んでいます。
この記事では、手元の「清」を半年使って感じた良さと気になる点、今の使い分けを紹介します。購入時は約6,000円だったと記憶していますが、正確な支払額は未確認です。現在の販売価格とは分けてお読みください。
結論|毛の感触には満足。持ち手には好みが分かれる
「清」でよかったのは、柔らかな毛の感触と、毛が抜けにくいと感じることです。手植えブラシを試したかった私には、購入時の価格も含めて納得できる一本でした。
| 見るところ | 半年使った私の感想 |
|---|---|
| 毛の当たり方 | 少し長めの毛足で、ソフトな感触 |
| 抜け毛 | 使っていて抜けにくいと感じる |
| 持ち手 | 角の丸い柄と比べると、私には手が滑りやすい |
| 使い始めからの変化 | 毛は少し開いてきたが、まだ育った実感はない |
| 現在の使い方 | 水を付けて「清」を使い、そのあとブートブラックで仕上げる |
毛が好みに合うことと、最後の仕上げで一番に選ぶことは、私の中では別です。「清」の良さは感じつつ、仕上げの軽快さではブートブラックが好みに合っています。
手植えブラシを試したくて購入した「清」
購入のきっかけは、手植えのブラシを探していたことでした。その中で手頃な値段に感じられ、「一度使ってみたい」と思ったのが「清」です。
約6,000円という購入時の記憶をもとにすると、私にとっては、気になっていた手植えブラシを試してみようと思える価格でした。安さだけで選んだわけではなく、毛の使い心地を自分で確かめたかったのです。
職人さんの息子さんがSNSで発信している、作り手のこだわりも興味深く見ています。手元の道具をどう作っているのか、その背景を知ることも楽しみの一つです。
毛の使い心地|少し長めでソフト、抜けにくい
使ってみて印象に残ったのは、少し長めの毛足と、ソフトな当たり方です。柔らかな山羊毛の感触を楽しみながらブラッシングできます。
抜け毛についても、私が使っている一本では抜けにくいと感じています。まったく抜けないという保証ではありませんが、半年使った時点で気に入っている点です。
柔らかさは十分に感じます。ただ、柔らかいブラシならどれも同じ使い心地になるわけではなく、ほかのブラシと持ち替えると、革への当たり方の違いも感じます。
気になるのは、角張った柄の持ちやすさ
少し難点に感じるのは、柄の形です。角の丸い持ち手と比べると、私の手では滑りやすく感じます。
私が気になるのは、握って動かすときの収まりです。毛の感触は好きなので、持ち手がもう少し自分の手に合えば、という気持ちがあります。
ブラシ選びでは毛質だけでなく、柄を握ったときの動かしやすさも大切。「清」を使って、あらためてそう感じました。持ちやすさは手の大きさや握り方にもよるため、私の使用感として参考にしてください。
半年の変化|毛は少し開いてきたが、まだ育成途中
使い始めから変わったところを挙げるなら、毛が少し開いてきたことです。一方、まだ「育ってきた」とは感じていません。
毛の広がりと、ブラシをかけたときの仕上がりの変化は、分けて見ています。今の段階で、育ったからツヤが増した、長く使えば必ずこうなる、とまでは言えません。
半年使った今は、毛のソフトさや抜けにくさを気に入りながら、引き続き使っている途中の一本です。
私の使い方|「清」を使ってから、ブートブラックで仕上げる
今は「清」を育てる意味も込めて、ブートブラックのフィニッシングブラシより先に使っています。「清」にも水を付けてブラッシングし、そのあとブートブラックで最後を整えます。
「清」でブラッシング → ブートブラックで最終仕上げというのが、現在の使い分けです。
二本を続けて使うのは、手元のブラシを育てながら使いたい私のやり方です。仕上げブラシが二本必要という意味ではありません。また、水を使う方法をすべての革に一律にすすめるものではなく、靴の素材や製品の案内に合わせて判断してください。
クリームやワックスを使う前後の流れは、靴磨きの基本手順と鏡面仕上げにまとめています。
ブートブラックとの違い|私が最後に求めるのは、革への軽快な当たり
「清」を買ってよかったかと聞かれたら、よかったと答えます。ただ、最後の仕上げに選ぶブラシとしては、今のところブートブラックを超えていません。
一番の違いは、革に触れるときの力のかかり方です。私には、ブートブラックのほうが革への当たりが軽快で、軽やかに動かせる感触があります。
「清」もソフトですが、最後に使いたくなる感触はブートブラックのほうが好み。仕上がりの光沢を数値で比べた結果ではなく、ブラッシングするときに感じる違いです。
なお、ブートブラックの熊野筆モデルは山羊毛と馬毛を組み合わせた製品で、山羊毛の「清」とは毛材の構成も異なります。製品仕様はコロンブス公式の商品説明を参照しています。
購入まで迷った経緯や、その毛の密度・肌触りについては、ブートブラック フィニッシングブラシのレビューで詳しく紹介しています。
「清」の基本仕様と、価格の考え方
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | 朝田ブラシ製作所 |
| レビュー対象 | 清(Sei)シリーズの山羊毛ブラシ |
| 毛材・植毛 | 山羊毛・手植え |
| 木台 | 朴(ほお)の木 |
| 持ち手の設計 | ベーシックな形状 |
| 使用期間 | 約半年(筆者の使用記録) |
| 購入時の価格 | 約6,000円だったと記憶。正確な支払額は未確認 |
木材・形状・手植えの説明は、朝田ブラシ製作所によるシリーズ紹介を参照しています。メーカーは山羊毛を鏡面仕上げ向けの毛材として紹介しています。購入時の価格は私の記憶であり、現行価格や定価ではありません。
購入する場合は、同じ「清」シリーズでも毛の種類を確認し、山羊毛を選んでください。最新の販売価格・在庫・寸法は、販売元に確認するのが確実です。
次に気になる「玄」は、まだ使っていない候補
毛の感触が気に入っているからこそ、もう少し持ちやすそうな「玄(ゲン)」も気になっています。ただし、こちらはまだ購入しておらず、使い心地は評価できません。
メーカーの説明では、「清」は朴の木を使ったベーシックな形。「玄」はブナ材を使い、全周に指を掛けるくぼみがあり、植毛穴数と毛量も増やしています。柄だけを変えて、同じ毛束を載せたモデルというわけではありません。
仕様の違いはメーカーによる「清」と「玄」の比較説明に基づきます。私が期待しているのは握りやすさですが、毛量も違うため、使ったときの感触は実物で確かめたいところです。
「玄」の山羊毛ブラシは、公式商品ページの掲載価格が22,000円(税込・送料別)。私が「清」を購入したときの記憶と比べると、気軽に試すには迷う金額です。価格は2026年9月8日に参照した公式の「玄」山羊毛ブラシ商品ページによるもので、最新の販売条件はリンク先をご確認ください。
「清」を使って気になった柄の感触が、「玄」ではどう変わるのか。今は、そういう関心を持っている段階です。
まとめ|手植えの毛を楽しみたい方の候補。持ち手も含めて選びたい
朝田ブラシの「清」山羊毛は、少し長めでソフトな毛と、抜けにくいと感じる点が気に入っています。手植えブラシを試したかった私には、買ってよかったと思える一本です。
一方で、角張った柄は私の手では滑りやすく、最終仕上げには今もブートブラックを使っています。約半年使って毛は少し開いてきましたが、育ったと感じる変化はまだこれからです。
毛の使い心地は好き。でも、持ち手と最後の軽快さまで含めると、選び方は変わる。これが「清」を使った今の率直な感想です。
手植えの山羊毛を試してみたい方や、作り手のこだわりも含めて道具を選びたい方には候補になります。すでに仕上げ用の一本に満足しているなら、無理に買い足す必要はありません。
「清」の現行の取り扱いは、朝田ブラシ製作所の公式ショップ・問い合わせ案内でご確認ください。「玄」の商品ページと取り違えないよう、シリーズ名と毛材を確かめて選びましょう。
ブラシ以外の買い足し道具は、靴磨きを楽しむ道具まとめで紹介しています。
