職人が仕立てた本格的な靴ブラシに憧れはある。でも、いきなり高額な一本を選ぶのは少し勇気がいります。
そんなときに選んだのが、SANOHATA BRUSHの馬毛ブラシと豚毛ブラシでした。手に収まりやすい曲線、深めのグリップ、ブナ材の木目。いつもの靴磨きに新しい道具を加えたことで、手入れの時間がまた楽しくなったのを覚えています。
この記事では、馬毛と豚毛の使い分け、実際に感じた持ちやすさ、使い続けて楽しめる変化をまとめます。現在の私がおすすめするブラシとの位置づけも、曖昧にせずお伝えします。

SANOHATA BRUSHの馬毛と豚毛の違い

| 馬毛ブラシ | 豚毛ブラシ | |
|---|---|---|
| 主な用途 | ほこり落とし | クリームを伸ばす・なじませる |
| 毛の感触 | やわらかめ | コシが強い |
| 色分け | 基本的に不要 | クリームの色に合わせて分ける |
| 公式価格 | 5,280円(税込・確認時点) | 4,950円(税込・確認時点) |
どちらも全長約18cmで、ブナ材の持ち手を採用した日本製ブラシです。同じ形に見えても役割は異なります。
最初に1本だけ選ぶなら、日々のほこり落としに使える馬毛ブラシが先です。豚毛ブラシは靴クリームを使う段階で追加し、黒・茶・無色など、色移りを避けたい組み合わせごとに分けます。
靴磨き全体の中でブラシを使う順番は、革靴のお手入れ方法と鏡面仕上げの手順で確認できます。
実際に使って感じた良いところ
曲線と深い溝で握りやすい


持ち手は縦方向へ動かしやすい曲線で、側面には指を掛けやすい深めの溝があります。大きさはありますが、ブラッシング中に手の中で遊びにくく、前後へ動かしやすい形です。
靴へ力を伝えやすく、柄が当たりにくい




毛並みは直線的に整えられ、靴へ触れる中央付近は力を伝えやすい形になっています。両端にも毛の長さがあるため、土踏まず付近を磨いたときに木の柄が革へコツコツ当たりにくいと感じました。
ブナ材の木目と金色のロゴが楽しめる

私が気に入っているのは、オイルステインで仕上げられたブナ材の質感と金色のロゴです。均一な樹脂製品とは違い、一本ごとに木目の表情があります。
使い始めは落ち着いた質感ですが、手で触れる回数が増えると持ち手にも少しずつ艶が出ます。毛だけでなく柄の変化まで楽しめるところに、道具としての愛着が湧きました。
ブラシを育てる楽しさ

豚毛ブラシは、靴を磨くたびに毛へ少しずつクリームがなじみます。使い続けると、ブラシだけでも艶を整えやすくなっていく。この変化が「ブラシを育てる」と呼ばれる楽しさです。
ただし、異なる色のクリームを同じ豚毛ブラシで使うと色移りしやすくなります。私は、少なくとも黒用とそれ以外を分けておくのが扱いやすいと考えています。
使って分かった気になるところ
- 豚毛を色別にそろえると合計金額が上がる
- 天然毛と木材なので、毛並みや木目には個体差がある
- 使い始めは数本の抜け毛が出ることがある
ブラシの個体差をすべて「職人の味」として受け入れる必要はありません。使い続けても抜け毛が止まらない、植毛に大きな偏りがある場合は、購入店へ相談したほうが安心です。
現在のおすすめの中での位置づけ
現在、仕上がりと所有する満足感まで含めて私が本命として選ぶのは、金谷ブラシの手植えです。鏡面磨きの最終仕上げには、ブートブラックのフィニッシングブラシを選びます。
一方、SANOHATA BRUSHは、手に取りやすい価格帯で本格的な馬毛・豚毛ブラシをそろえたい方に向いています。特に、初めて少し良いブラシへ買い替える場面では、用途の分かりやすさと持ちやすさが魅力です。
- 日常のほこり落とし:SANOHATAの馬毛から始めやすい
- クリームをなじませる:SANOHATAの豚毛を色別に用意
- 手植えの所有感まで求める:金谷ブラシ
- 鏡面の最終仕上げ:ブートブラック フィニッシングブラシ
ブラシ以外も含めて道具をそろえる順番は、靴磨きにおすすめのシューケアグッズにまとめています。毎日の馬毛ブラシを習慣にしたい方は、革靴を長持ちさせる日常のお手入れもあわせてご覧ください。
SANOHATA BRUSHが向いている人
- 初めて本格的な馬毛・豚毛ブラシをそろえる人
- 握りやすい大きめのブラシを使いたい人
- 毛と木の経年変化を楽しみたい人
- クリームの色ごとに豚毛ブラシを買い足したい人
まとめ
SANOHATA BRUSHは、馬毛と豚毛の役割を分けながら、ブラシを使い込む楽しさも味わえる日本製の一本です。
最初は使用頻度の高い馬毛から。クリームで磨く機会が増えたら豚毛を色別に追加する。この順番なら、必要以上に買いそろえず、それぞれの違いを実感できます。
