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革靴の修理|出すタイミングと費用の目安を相場から解説

どんなに大切に使っている革靴も永く履いていれば、靴底は減り、傷がつくこともあります。しかし、革靴は修理をすることによってよみがえり、また快適に履くことができるようになります。

毎日利用する靴は、底がすり減ったり、こすれたりする部分が破れたりとたくさんのことが起こります。

スニーカーのようなものであれば、あきらめて処分するとなると思いますが、革靴は直して履き続けられるものがほとんどです。

目次

革靴の修理・補修

代表的な修理について、概要をお伝えしどこに相談したらいいのか、そしておおよその料金目安までお伝えしていきます。

つま先の修理

先小当やトゥスチールなどつま先の修理・補強にはいくつかの種類があります。履きはじめに、一番早く削れが気になる場所なので、履き下ろす前に検討してもいいでしょう。

修理のタイミング

アウトソール一層目が削れてしまう前に行います。

2mm程度以上削れてしまうと、つま先の補修では、カバーできなくなり、ハーフソールなども合わせて検討することになってきます。

≫革靴のつま先の削れや傷の修理はスチールで!?補強の種類と特長

つま先削れの修理費用の目安

  • 1500円~5000円程度

先小当では、ラバーかレザー、スチールの素材によって価格も変わります。

応急処置で、簡易的な補強もできますので、すぐに修理・補強に出せない場合は、検討しましょう。

かかとの減りの修理

つま先の削れと同様、必ず減って行きますね。つま先とかかとは、減りが早い部分になります。

かかとだけの交換ができますので、かかと修理で済む場合は、オールソール交換でなく、ヒール交換で対応しましょう。

修理のタイミング

交換のタイミングは、トップリフト部分が5㎜程度削れたころが目安です。

ヒールリフト(二層目)に達する前には交換しましょう。

ヒール交換  修理費用の目安

  • 3000円~6000円程度

交換時間は、速いお店はその場で30分から1時間程度で仕上げてくれますので、店舗へもっていくのが一番早いです。ネットでも修理依頼可能ですので、かかとの状態を写真に撮って見積もりを依頼しましょう。

靴底のすり減りの修理

靴底のすり減りは、靴を履いている以上避けることはできません。
製法によることもありますが、ほとんどの場合は交換修理が可能です。

靴底以外の部分が問題ない状態であれば、オールソール交換の修理をして、新品同様の状態にし、革靴も第2の人生を歩むことが出来ます。

靴底以外の状態が良ければ、2回程度は交換修理しても大丈夫です。

グッドイヤー製法の革靴になると、5.6回は交換が出来ますので、10年20年と履き続けることが出来ます。

修理のタイミング

靴底の一番外側の層の革または、ラバー(アウトソール)が貫通してしまう前に行いましょう。ハーフソール交換とオールソール交換で対応できますので、ダメージによってどちらがいいか検討することをおすすめします。

靴底にもたくさんの種類がありますので、用途に合ったソール選びができれば、さらに愛着が湧きますね。

ハーフソール交換 修理費用の目安

  • ラバー素材 3000円~5500円程度

レザーソールの革靴を購入した際に、履きはじめにラバーのハーフソールを貼ることもできます。

履き心地が変化しますので、好みに寄りますが、元の靴をそのものをできるだけいい状態で残し、ハーフソールを何度か貼り替えながら、最後の手段としてオールソール交換を行う選択肢もあります。

≫ラバーハーフソールを新品の革靴に貼るタイミングとその前に考える3つのこと

オールソール交換 修理費用の目安

  • ラバー素材 7000円~18000円程度
  • レザー素材 12000円~22000円程度

その場での修理は難しいため、預けて修理することがほとんどです。

店舗へもっていくことと、写真を撮ってネットで依頼するかを決めて修理しましょう。自分で行うことは、難しい修理内容となります。

アッパーの傷修理

アッパーの傷は、浅いものは自分で乳化性クリームなどで補修することができます。

深い傷については、充てん剤を入れて補修する方法があり、しわの寄る部分は難しいですが、固いつま先や、ヒールの部分はわからない位の補修が可能となります。

修理のタイミング

傷がついてしまった際は、できるだけ早めに対処しましょう。革の保護が出来ていないことになりますので、クリームでの補修などで行います。

>【革靴の傷を補修】擦り傷、切り傷やめくれならコツ無しで誰でもキレイに仕上げられる!

傷の補修  修理費用の目安

  • 傷補修 2500円~

傷の度合いによっては、補修内容も変わってきます。自分で直すことが出来るか慎重に判断して、修理依頼をしましょう。
ネットでお願いする際は、傷の部分と傷の個所がわかるよう革靴全体を写真に撮って依頼します。

ひび割れの修理

ひび割れについては、革靴にとって一番痛いダメージとなります。アッパーの革を痛めてしまうことは、長く履き続けるうえで見た目を大きく損なってしまいます。

何より予防することが大切なので、起きないように普段から履かない時間は、シワを伸ばすためにシューツリーを挿入して保管しましょう。

【革靴のひび割れ原因と補修方法】予防するための3つの約束

修理のタイミング

できるだけ早く対処しましょう。

非常に高い技術を必要とする修理内容ですので、受けてもらえない業者さんも多いです。そのため、靴の買い替えを勧められてしまい嫌な思いをしてしまうことも。

≫革靴のアッパーとは?どこの部分?|アッパーのひび割れ防止と20年履くためのお手入れ方法

ひび割れ修理費用の目安

  • ひび割れ補修 2000円~3000円程度

色々な職人さんに一度に相談できるユアマイスターは、写真を送って状態を見てもらいながら相談できるので、高い技術を持った方に出会えるサイトになっています。

履き口がほつれたり破れた時の修理

ほつれや破れは、特に脱ぎ履きでのこすれの多い履き口に多くみられる症状です。

摩擦によるダメージが多い場所は、他の部分はまだまだ丈夫なのにほつれてしまうことが起きますね。

履き口は、パイピングという補強がされていますが、そのパイピングの革そのものが擦れて破れてしまうこともあります。

その際は、新しい革に変えてもらうこともできます。

修理のタイミング

ほつれや破れも見つけ次第早めに行いましょう。特に履き口は、負荷がかかりやすい部分になるので、被害が大きくなってしまいます。

革靴内部の掃除やお手入れを定期的に行うことで、ほつれなどの発見が早くできるようになります。

>革靴の内側のお手入れ方法|必要なものと手順を解説!かかとの擦れも補修する

ほつれ修理・パイピング革の交換  修理費用の目安

  • ほつれ修理 800円~3000円程度
  • カウンターライニング補修 2500円~5000円程度

その場での修理は、難しい内容なので他の修理と合わせて時間を要してもいいタイミングメンテナンスしましょう。自分で行うことは、困難な修理となります。

雨染みの修理・クリーニング

修理のタイミング

シミを見つけ次第早めに行いましょう。

≫革靴にシミ!?雨染み、汗染み、カビや傷など緊急時のお手入れで復活の手掛かりに!

雨染み修理費用の目安

  • 雨染み修理 1500円~3000円程度
  • クリーニング 3000円~5000円程度

カビの補修・クリーニング

修理のタイミング

カビを見つけ次第早めに行いましょう。

≫革靴やブーツのカビ落とし方5つの手順と4つの簡単予防対策について

カビ修理費用の目安

  • カビ修理 1500円~3000円程度
  • クリーニング 3000円~5000円程度

内部ソールの剥がれの修理

靴の中で、足が動いてしまうようなサイズの選び方をしてしまうと、起きてしまいます。

はがれてしまっても、自分で直せますので靴専用補修用の接着剤などで貼り付けてあげましょう。

また、プロの修理も可能。
シューソックのロゴが新しくなると、靴の見た目もよみがえりますのでその後の愛着も格段に上がります。

修理のタイミング

革靴によっては、初めからしっかり付いていないこともありますが、剥がれ始めたら気にかけておきましょう。剥がれてしまってからでも張り直したり、交換することはできます。

ソックシート交換修理  修理費用の目安

  • 3000円~5000円程度

その場での修理が可能なことが多いと思いです。
修理店にお問い合わせてみてください。

また、ネットで依頼する際は、どのようなシートがつくのか確認しながら進めることをおすすめします。

まとめ

簡単な修理であれば、自分で行うこともできます。

修理すべき内容理解して本当に自分でできる内容か検討し、必要に応じてプロに修理を依頼しましょう。

補修用品を購入し、失敗して2度手間になることは費用面と時間をロスしてしまいますので、一度見積もりを取って慎重に検討することをおすすめします。

それから、その後の革靴の相談を信頼してできる修理屋さんを作ることもこだわって選んだ靴を長持ちさせる秘訣の一つかとも思います。

自宅にいながらも修理業者を探すことが出来ますので、是非この機会に出会えるといいですね。

日々のケアも行って、永く使ううえでは修理も想定し、愛着のある靴を増やしていきましょう!

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