靴磨きに「水」を使う!?
靴磨きもハマってくると、どんどん道具やらグッズを欲しくなってきて物欲を抑えるのも一苦労です。ハンドラップってどんなもので、使い方によっては買うべき?
上からポンポンとプッシュするだけで、布に適度な水分を含ませてくれるハンドラップ。
シューシャイナーの端くれとしては、やはりもっておかなければなと考える方も多いのではないでしょうか。
代用品も含め、ハンドラップを使った、靴磨きの手順と利用した感想についてご紹介させていただきます!
靴を水で磨くハンドラップとは?
靴磨きに水を使うことで、鏡面磨きを仕上げることが出来ます。
ハンドラップとは?
鏡面仕上げの水を利用の際に、適量の水を布に汲み上げてくれるポンプ容器のこと
鏡面磨き専用の水も販売されているくらい靴磨き業界では、周知されています。
- 靴磨きの度に水の用意をしなくて済む
- 適度な量の水を素早く含ませることが出来る
ただし、つけすぎてしまうことでワックスの硬化が早くなりすぎたり、革に染みがついてしまったりと慣れるまで水の量の塩梅が難しくなりがちです。
また、靴磨きの度に水を容器に用意して利用するのも手間がかかります。
ハンドラップを使うことで手軽に適度な分量の水をクロスに含ませることが出来るというわけです。
ハンドラップの使い方
ハンドラップに水を注ぎ、試しにポンピング。いい感じで少量の水をお手製の布に含ませます。
まずは、革靴の汚れ落としからですね!
ハンドラップでシューシャイニングの手順
革靴のひもを解き、シューキーパーを入れてつま先まで押し込みます。馬毛ブラシでブラッシングして埃を落としましょう!
ハンドラップに水を含んだ布で、革靴の表面についた汚れを拭き取っていきます。
この時、クロスに含ませる水は、湿らせる程度に留めましょう。
デリケートクリームや靴クリームで栄養を補給します。指やぺネレイトブラシで革靴にクリームを塗布し、豚毛ブラシでブラッシングし艶を出します。この時、余分なクリームは布で拭き取ってあげましょう。
指に巻いた布でハンドラップをタップして水を含ませます。
含ませた後は、適度な湿りにするために、布を巻いた指を反対の手の平をたたき、水分を飛ばします。
その上に、ワックスを少量つけて、仕上げ磨きに入ります。
湿らせたクロスに、ワックスを付けたら、先ほどの湿らせた布で、革靴を優しくなでるように円を描きながら磨いてきます。
本当に優しくなでるようにしてくださいね。
あまり強くこすってしまうと、ワックスを布で引っ張ってしまい光りにくくなって光るころには、ワックスが厚くなりすぎてしまいますので、やさーしく、やさしくお願いします。
その後、優しくなでて、タップして、ワックスをちょちょんとつけて、優しくなでて…を根気よく繰り返していくと!
鏡面磨きの完成です!!!
ハンドラップを利用した感想
水道の近くで磨くことが出来ないためいつもは、ワックスの蓋に水を入れて鏡面仕上げを行っていました。
いつも水を含ませすぎてしまうので、適度な量を含ませることで、かなり時短になるなという感想です。
特に、鏡面に慣れない方は、水を含ませすぎだったり、強く力を入れすぎていたりと失敗の原因は、道具で解決できることも多いのではと思います。
何より、ハンドラップは、靴磨き初心者のころから買おう買おうと先延ばしてしまっていたので、気分が断然上がりました!
使用したハンドラップ
デザインシンプルで、ネットで一番シンプルなデザインだったためこちらにしました。
赤いキャップなどもありますが、好みではなかったため蓋がシルバーのものを。Amazonで3つセットのものを購入し、2つは自分で利用し、1つは譲ることに。
カスタマイズしたりとできるかなということもあって白いキャップのものと迷いましたが、用途は同じなので1つでいい方は白か赤の蓋のものを購入するのがいいと思います。
メモリがついていますが、靴磨きには使いません。
デザインのひとつと捉えればいいかもしれませんが、こだわりが強い方は付いていないものを選ぶといいかもしれません。私は、こだわりがない為、レトロな雰囲気で気に入っています。
上空からこの形状で、ちょうどいい分量の水を吸い上げます。
裏面は、滑り止めの凹凸がありますが、ガラスなのでほとんど意味を成しません。滑る時は滑ってしまいます。斜めの場所に置くことはないと思いますが、台などに置く際は、端っこに置かないよう注意します。
蓋はこのような形状、かぶせて置くだけになります。
白い蓋のアズワンの商品は、しっかりグリップしてくれてましたが、こちらはフラフラです…でも気に入っています。
この金額で、靴磨きが楽しくなることを考えるとまだお持ちでない方には、おすすめです。
ハンドラップの代用品
ハンドラップも準備しようとすると、2000円程度の費用が必要です。代用品で十分快適に鏡面磨きにチャレンジできるのであれば、それも一つの選択です。
ポンプディスペンサー
ネイルなどのリムーバーを入れるディスペンサーで、ポンプ式の為、ハンドラップと同じ原理で水をクロスに含ませることが出来ます。
ダイソーなどの100円均一のお店でも同じようなものがあるので、何かのついでに一度見てみてはいかがでしょうか。
樹脂製の為、ディスペンサーよりも安価に購入できるのが特徴です。
ワックスの蓋
代用として多用されているのが、ワックスの蓋ですよね。
一番費用が掛からず、逆に玄人っぽいので、水のつけすぎに気を付ければ十分ではないでしょうか。
ハンドラップのまとめ
ハンドラップは、適度な水をクロスに含ませることが出来、靴磨き後の管理も簡潔にしてくれるアイテム。
また、趣味で行う靴磨きとしては、雰囲気が出るといったメリットがあります。
磨くということに対しては、代用品のディスペンサーでも十分同じ用途を担うこともできます。
靴磨きの仕上げの際に、水を汲みに行くなどの手間を省けることを考えると、頻繁に磨く方にはとてもおすすめです。