靴磨きがより楽しくなるおすすめシューケアグッズを厳選紹介!

革靴のアッパーとは?どこの部分?お手入れ方法とひび割れ対策

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アッパーは、靴底(ソール)より上で足を覆う部分の総称です。

甲だけでなく、つま先や側面、かかと、シュータンも含まれます。

革靴の見た目や履き心地に関わるアッパーは、大きく傷むと補修が難しくなる部分です。

日々の状態を見ながら、必要な手入れを続けることが、長く付き合うための基本になります。

ただし、クリームを多く塗ったり、シワを強く伸ばしたりすればよいわけではありません。

この記事では、アッパーの位置と役割、お手入れの流れ、ひび割れを見つけたときの考え方を紹介します。

目次

アッパーって何?どこ?

黒い革靴のつま先、甲、羽根、側面に見えるアッパー
靴底より上で足を覆う部分がアッパー。つま先だけでなく、甲や側面、羽根も含まれます。

アッパーは足を包み、外からの汚れや摩擦から守りながら、靴の中で足を支える役割を持ちます。

靴底より上にある、足を覆う部分がアッパーです。

靴紐を通す「羽根」や、その下にある「シュータン」も含まれます。

素材は天然皮革だけでなく、合成皮革や布などもあります。

革靴では、革の種類や仕上げによって、足へのなじみ方もお手入れ方法も変わります。

靴を選ぶときは、甲を締め付けすぎず、歩いたときに足が大きくずれないことも確認しましょう。

「革が伸びるから」と無理にきつい靴を選ばず、試し履きで当たり方を確かめたいところです。

底の張り替えができる靴でも、アッパー全体を同じように交換するのは一般的ではありません。

小さな傷の補色や部分的な補強ができる場合はありますが、大きな損傷を避けるためにも、普段の状態を見ておくことが大切です。

アッパーのケアについて

ここからは、一般的なスムースレザー(表面が滑らかなツヤ革)のケアです。

スエード、エナメル、合成皮革には、そのまま当てはめず、素材に合う方法と用品を選びましょう。

まずは外でついたホコリや砂を払い、革の表面を確認します。

軽いホコリだけなら、ブラッシングで終えても構いません。

汚れ落としやクリームは、汚れ、乾燥、ツヤの状態に合わせて使います。

外側と合わせて、靴の内側に湿り気が残っていないかも確認しましょう。

クリームを塗る回数を決める前に、今の靴にどの手入れが必要かを見ていきます。

アッパーのケアの手順

黒い革靴の羽根を開き、靴紐を扱っている様子
紐をゆるめるか外すと、羽根の内側やシュータンも手入れしやすくなります。
STEP
紐をゆるめ、形を支えてホコリを払う

紐をゆるめるか外し、靴に合うシューツリーを入れます。

馬毛ブラシでアッパー全体を払い、羽根の内側やシュータン、縫い目の周りも確認します。

シワを消そうと強いテンションをかける必要はありません。

STEP
必要な汚れをクリーナーで落とす

ブラシでは落ちない汚れや、落とす必要のある古いクリーム・ワックスがあるときに行います。

革に使えるクリーナーを布に少量取り、目立たない場所で色落ちを確認してからやさしく拭きます。

毎回すべてを落とそうと、何度も強くこすらないようにしましょう。

STEP
靴クリームを薄く塗る

表面が乾いたことを確かめ、保革や補色が必要なら、布や塗布用ブラシでクリームを少量ずつ薄く伸ばします。

手や指で塗る場合も、製品の使い方を確認してください。

履きジワにクリームがたまらない量を意識します。

STEP
ブラッシングでなじませる

一般的なツヤ革では、豚毛ブラシなどでクリームを薄く広げてなじませます。

塗布後に時間を置く製品はその案内に合わせ、光らないからとすぐに塗り足さないようにします。

強く押し込まず、ブラシの柄を革にぶつけないように動かしましょう。

STEP
清潔な布で仕上げる

汚れ落としや塗布に使ったものとは別の布、または清潔な面で余分なクリームを拭き取ります。

履きジワや縫い目の周りに残りがないかも見て仕上げます。

各工程を詳しく確認したい方は、靴磨きの基本手順をご覧ください。

アッパーのケアに必要なもの

道具は役割を分けて考えると整理しやすくなります。

次のものを目安に、手入れの内容に合わせて用意しましょう。

  1. シューキーパー
  2. 馬毛ブラシ
  3. 靴クリーム
  4. 豚毛ブラシ
  5. 塗布用ブラシ(ペネトレイトブラシなど・必要に応じて)
  6. 革に合うクリーナー(必要に応じて)

一度に全部揃える必要はありません。

手軽なクリームケアから始める方は、靴磨きに最低限必要なものも参考にしてください。

シューキーパー

つま先部分が分かれた木製シューツリー
木製シューツリーの一例。材質だけでなく、靴の形とサイズに合うものを選びます。

樹脂製から木製まで、さまざまなシューキーパーがあります。

材質や価格だけで選ばず、靴の形とサイズに合い、無理なく内側から支えられるものを選びましょう。

木製なら必ず適度なテンションになるわけではありません。

シワを完全に消そうと押し込まず、甲やかかとが不自然に張っていないか確認します。

磨くときの支え方にこだわるなら、「靴磨き用」と「保管用」を使い分ける方法もあります。

まずは手持ちの靴に合うものを一つ選べば十分です。

形やサイズの確認ポイントは、シューツリーの選び方と入れ方にまとめています。

木の香りが控えめなものを探している方には、私が使ったRozallyも候補になります。

実際のサイズ感は、Rozallyの使用レビューで紹介しています。

馬毛ブラシ

普段から手軽に利用できるものを準備します。

ブラシの中で一番使う頻度の高いブラシなので、手に持ちやすいものをおすすめします。

靴クリーム

靴クリームには、乳化性と油性などの種類があります。

保革、補色、ツヤ出しのどれを重視するかと、靴の革に使えるかを確認して選びます。

伸ばしやすい乳化性クリームは、日常のケアを始めるときの候補になります。

油性クリームにも保革を目的とするものがあるため、種類だけで良し悪しを決めず、製品ごとの特徴を見ましょう。

使用感も含めて比べたい方は、靴クリームのおすすめと選び方をご覧ください。

豚毛ブラシ

クリームを薄く広げてなじませ、ツヤを整えるためのブラシです。

色移りを防ぐため、黒・茶系・無色などで使い分けます。

手の大きさに合い、革に柄をぶつけにくい形のものを選びましょう。

馬毛との役割の違いは、靴磨きブラシの使い分けで紹介しています。

ペネトレイトブラシ

靴クリームなどと並べた木製の小型塗布用ブラシ
中央の小型ブラシはクリームの塗布用。靴全体を磨くブラシとは役割が異なります。

クリームを塗る際に、手を汚しにくくする小さなブラシです。

縫い目の周りなど、細かな部分にも薄く塗りやすくなります。

クリームの色ごとに分けて使い、布で塗る場合は無理に用意しなくても構いません。

ブラッシングのあとに余分なクリームを拭き取るために使います。

柔らかいコットンの布で代用できますし、専用クロスもあります。

汚れ落としと仕上げでは、別の布や清潔な面を使い分けましょう。

布の選び方や指への巻き方は、靴磨き用クロスの使い方にまとめています。

クリーナー

ブラシや乾拭きでは落ちない汚れ、落とす必要のある古いクリーム・ワックスに使います。

製品によって得意な汚れや使える革が違うため、靴クリーナーの選び方を確認し、必要なときに追加しましょう。

アッパーがひび割れてしまった時は

ひび割れを見つけても、すぐにあきらめる必要はありません。

ただし、浅い擦り傷、表面に残ったワックスの割れ、革そのものの裂けでは対応が違います。

まず、どこが傷んでいるのかを確かめましょう。

革の繊維まで切れたひび割れは、クリームを塗っても元には戻りません。

補色などで目立ちにくくできる場合はありますが、見た目を整えることと、革の強度を戻すことは分けて考えます。

補修を始める前に、傷の状態を確認する

つま先に白っぽい跡や細かな線が見える黒い革靴
つま先の表面を確認している写真です。見える跡がワックスの割れか、革そのものの傷かは、実物の状態を確かめて判断します。

浅い色落ちや擦れなら、革に合うクリームや補色材で整えられる場合があります。

一方、深い裂けや穴、広範囲のひび、歩くたびに開く部分は、自分で削る前に修理店へ相談しましょう。

サンドペーパーで削って補色する方法もありますが、革の表面や風合いが変わり、元に戻せない作業です。

ひび割れを見つけたら必ず行う手順ではありません。

状態の見分け方と補修の限界は、革靴のひび割れへの対処法で詳しく紹介しています。

ひび割れのリスクを減らす日々のケア

普段から、履いたあとはブラッシングでホコリを落とし、サイズの合うシューツリーで形を支えます。

履きジワは自然に入るものなので、なくそうと強く伸ばす必要はありません。

濡れた靴はドライヤーや暖房器具で急に乾かさず、風通しのよい日陰で乾かします。

内側に湿り気が残る間は休ませ、クリームは乾燥やツヤの変化を見て薄く使いましょう。

これらを続けても、ひび割れを完全に防げるとは限りません。

アッパーは修復がしにくい

アッパーは靴のデザインを大きく左右するため、補強や当て革によって見た目や履き心地が変わることがあります。

それでも、修理をして履き続ける選択肢が残る場合はあります。

手入れされたアッパーと、必要に応じて修理したソールやかかとが揃うことで、一足を長く楽しめます。

相談の目安は、革靴を修理に出すタイミングを参考にしてください。

まとめ|アッパーの状態を見ながら、必要な手入れを続ける

味のある革、味のある靴。そう感じる一足に育てるには、履くだけでなく、革の変化を見ながら手をかけていきたいものです。

ホコリを払い、湿っていれば休ませ、ケアが必要なときにクリームを薄く使う。

たくさんの手間や量よりも、アッパーのコンディションを確認することを大切にしましょう。

深いひび割れや裂けを見つけたら、削ったり塗り重ねたりする前に修理店へ相談を。

一足との付き合い方を考えたい方は、革靴を長く履くためのポイントもご覧ください。

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