革靴の臭いが気になったとき、香りの強いものを重ねる前に行いたいのが、靴の中に残った湿気を逃がすことです。
対策の順番は、まず風通しのよい場所で陰干しし、必要に応じて靴用の消臭剤を使います。臭いが戻りやすい場合は、同じ靴を続けて履かないことや、靴下・足の状態まで含めて見直します。
この記事では、革靴を傷めにくい順番で、日常的にできる臭い対策をまとめました。

革靴の臭いが気になったら、最初に乾かす
履いたあとの革靴には、汗による湿気が残ります。湿ったまま靴箱へ戻すと、臭いがこもりやすくなるため、脱いだ直後の扱いが大切です。
- 靴ひもを緩め、履き口を開く
- 外せる仕様の中敷きだけ取り外す
- 風通しのよい日陰で休ませる
- 中まで乾いてから収納する
早く乾かしたくても、直射日光やドライヤーの熱風は避けます。色焼けや革の乾燥、変形につながるおそれがあるためです。濡れ方が強い日は、表面の水分を乾いた布で押さえてから陰干しします。
臭いを和らげる3つの方法
1.靴用の消臭・除菌剤を使う
陰干しだけでは臭いが残るときは、靴の内側に使える消臭・除菌剤を選びます。香りで覆うというより、靴内へ使えることが明記された製品を、表示どおりに使うのが基本です。
M.MOWBRAYのナチュラルフレッシュナーは、靴や下駄箱に使えるミストタイプ。香りの種類があるため、無香料を求める方は購入前に商品名と香りを確認してください。
素材との相性が心配な場合は、目立たない場所で試してから使います。噴霧後は、すぐ収納せず乾かしておきましょう。
2.外せる中敷きは、表示に沿って手入れする
中敷きが取り外せる靴は、靴本体と分けて乾かせます。ただし、革製の中敷きや接着された中敷きを無理に外したり、洗濯表示のないものを水洗いしたりするのは避けます。
傷みや臭いが取れない場合は、対応する交換用インソールがあるか、購入店や修理店へ相談する方が確実です。
3.乾燥剤は補助として使う
雨の日や湿度の高い時期は、靴用乾燥剤も使いやすい道具です。ただし、湿った靴を入れたままにする代わりではありません。まず陰干しし、保管中の湿気対策として補助的に使います。
交換時期が分かりやすい使い切りタイプと、乾燥させながら繰り返し使う竹炭タイプがあります。手間と交換頻度に合わせて選びます。
臭いを繰り返しにくくする習慣
- 同じ靴を続けて履かない:一日履いた靴を休ませる時間をつくる
- 脱いですぐ密閉しない:湿気を逃がしてから靴箱へ戻す
- 靴下を清潔に保つ:汗を含んだまま長時間過ごさない
- 靴箱も換気する:靴だけでなく、収納場所へ湿気をためない
シューツリーは、履きジワを伸ばして靴の形を支える道具です。臭い対策だけを目的に選ぶものではありませんが、保管中の型崩れを抑えたいときに役立ちます。
木製シューツリーは樹種によって香りが異なります。レッドシダーの香りが好きな方にはYRMSの使用レビューが参考になります。香りの少ないものも含めて比較するなら、シューツリーの選び方とレビューまとめをご覧ください。
避けたい対処
- 濡れたまま靴箱や箱へしまう
- 直射日光やドライヤーで急いで乾かす
- 靴用ではない強い薬剤を内側へ使う
- 外せない中敷きを無理に剥がす
- 臭いが残った状態で香りだけを重ね続ける
臭いが取れないときは靴と足を分けて考える
十分に乾かして靴内を手入れしても臭いが強く戻る場合は、ライニングや中敷きに臭いが残っていることがあります。靴のクリーニングや中敷き交換に対応できる修理店へ相談してみてください。
一方、複数の靴で同じように臭いが出る、かゆみや皮むけなど足の症状もある場合は、靴だけで解決しようとせず医療機関へ相談する選択肢もあります。
まとめ|乾かしてから、必要な対策を足す
革靴の臭い対策は、まず風通しのよい日陰で乾かすことから始めます。そのうえで、靴用の消臭・除菌剤や乾燥剤を必要な分だけ加えます。
商品を増やす前に、連続して履かない、湿ったまま収納しないという習慣を整える方が続けやすい方法です。強い臭いが残るときは、無理な水洗いをせず、靴修理店やクリーニング店へ相談しましょう。
