買い替えようか、当時は、とても気に入って履いていたな
久しぶりに履こうと取り出したその靴は、思い出が詰まっているものでもありますよね。
ボロボロになったその革靴も、古くなった分だけ、思い入れ深く、簡単に買い替えるのにももったいないし。
状態によっては、復活再生して履けるのが、革靴の良さでもあります!
履きこまれたきれいな革靴に蘇らせることができれば、一層愛着のある革靴にすることができますね。
革靴は、アッパーのひび割れがひどくなければ、復活再生できます!
革靴再生の初めにすべき3つのこと
ボロボロに見える大きな原因を突き止めるためにまずは、以下の3つのことを行い、見た目をきれいに復活しましょう。
- アッパーのお手入れ
- インナーのクリーニング
- シューレース(靴紐)の交換
革靴全体をキレイにしながら、点検していくイメージです。
見た目がきれいになることで、本当に直すべきボロボロの部分が浮き彫りになり、復活への近道となります。
アッパーのお手入れ
アッパー状態によっては、通常のケアだけではきれいにならないこともあります。
革のひび割れや、銀浮きが無ければ、アッパーのケアと靴磨きで1つ目のすべきことは完了です。
ひび割れを目立たなくする
ひび割れの修復は、深い傷になってしまっている場合、直すのがとても難しく、深さなどのチェックが必要です。
浅い傷にとどまっている際は、サンドぺーパーを使い修復も可能です。
それでも、完璧に目立たなくしてきれいにすることはできませんので理解して行いましょう。
≫革靴のひび割れ修理|原因と補修方法を解説!防止するための3つの約束
銀浮きを直す
雨の日に履いてしまっているような銀浮きや雨染みのある革靴は、一度洗ってしまうことで改善できることがあります。
久しぶりに取り出した時に、銀浮き状態になっていないか確認してケアすることが大切です。
また、これらのことを踏まえ、プロにクリーニングをお願いすることも検討しましょう。
≫革靴のクリーニング|自分でやるべき?宅配クリーニングで任せるべき?
インナーのクリーニング
臭いは、見た目とは関係ないのですが、気持ちがよくないですし、臭いがなくとも古い靴は、長く放置した靴なのでできる限りのことはしたいですね。
アルコールを湿らせたコットンで内部を拭き取ってあげましょう。
準備が難しい場合は、市販のウェットティッシュでもクリーニングは可能です。
拭き取った後は、日陰で乾燥させてデリケートクリームで保湿し、再度乾燥させます。
≫革靴の内側のお手入れ方法|必要なものと手順を解説!かかとの擦れも補修する
シューレース(靴ひもの)交換
シューレース(靴紐)を変えることで、簡単に見た目を大きく変えることができます。
逆に交換せずに革靴をきれいにしても何か物足りなさが残ってしまうでしょう。紳士靴用のシューレースは、比較的安価で手に入りますので、ストック置くと便利です。
これらの全体的な点検が終わったら、自身で出来る内容なのか、プロに任せる内容かを判断します。
【ボロボロの革靴】部位ごとの対処
カビや、臭いが無ければ、修理する箇所がないか確認します。
初めにやるべき3つのことを行った後は、浮き彫りになったボロボロの個所の修復ですね。
ソール
ソールやつま先が削れてしまっていることが、ボロボロに見える原因だった場合は、ハーフソールを貼ることをおすすめします。
また、かかと部分についてはかかと修理をお願いしましょう。
プロに頼むとコバの塗り直しや荒れを削ってきれいにしてくれるので一気に仕上がります。
自身で行う際は、コバの仕上げまで行うようにしましょう。
インナー
インソールやかかと内部の擦れや破れは、革の張り換えが必要ですのでプロに任せることをおすすめします。
また、サイズが若干大きすぎた場合は、かかとやインソールの内部に詰め物を入れてもらうと履き心地が格段に向上します。
古い革靴の復活!見事に再生
クリーニング後に一通りのケアを行い点検すると、インソール以外の個所の致命的ダメージは、ありませんでした。
修理後、実際に履いてみると、インソールを交換したためかこれまで以上の履き心地となり、さらにこの革靴への愛着を一層持つことに。
ボロボロだった古い革靴
本当に見た目がボロボロでした。
カビや臭いもなく、アッパーの革は、コードバンということもあり、革へのダメージもなく磨けばきれいに光ると感じ再生を行いました。
また、インナーソールも片方だけ剥がれていましたので、ケアののちに代理店のラコタハウスに持っていき、インソール交換を行いました。
価格は、3,500円程度
ロゴもはっきりして、内部のクッションも新品に!
インナーの劣化が気になる場合は、大きな金額もかからないので、是非お勧めしたいリペア修理です。
ボロボロから再生し、味のあるかっこいい靴になった
インソールが剥がれていたため、交換を行っています。
ロゴが消えてしまっていたので、交換した際は、購入当時のワクワクを思い出しました。
本格的な革靴は、適度なメンテナンスを行うことで10年、20年と履き続けることができますので、是非、本格革靴を手に入れて永く愛着のある革靴を手にしてみましょう!
≫革靴は長持ちする!何年?1年?10年!?20年!?
まとめ
中古靴の復活再生は、アッパーのケアを行いながら一度キレイにし、修繕ポイント追及。
さらに、ソールやかかとの減りなどボロボロに見える原因箇所を修繕すると本当にきれいに復活します。
磨いて過去の思い出に思いをはせてはいかがでしょうか。
状態の確認をしっかりし、新品の購入時にかかる費用を考えて、自身ですることで、その後も永く快適に履き続けることができます。
是非、思い出のある大切な革靴を再生し、当時の思いと一緒にケアも楽しんでください。